筆者 プロフィール

宮國 由紀江

薬膳龍花代表。

国際中医薬膳師 栄養士 栄養士として11年間、総合病院に勤務した経験から、健康を支える食生活を模索するうちに、中国の伝統医学に基づく薬膳と出会い、国際中医薬膳師の資格を取得。

薬膳教室を主宰するかたわら、沖縄の食材を用いた琉球薬膳食を提案。

著書「からだの調子を整える美味しい琉球薬膳食」「薬膳でメンテ」が人気。

湿気が人を攻撃します。それが湿邪

そろそろ沖縄は梅雨を向かえる季節になりました。。。

沖縄は一年通して湿気の多い島ともいわれていますが、特に梅雨は更に湿度が上がり、多くの方が湿気によって体調を崩してしまいます。

梅雨の季節の特徴として、

・体が重だるい
・朝が起きずらい
・下半身にできものができやすい
・目やにがでやすい
・食欲が落ちる
・腹部膨満感
・頭が張った様な痛み

水虫・女性のおりもの等総合的に水の代謝が悪くなり様々な症状がでてくる事が特徴的です。

その湿気が人を攻撃する邪気を【湿邪】と言います。

お天気だけではなく食環境も要注意

湿邪は初めに、胃に溜まると言われ腹部膨満感が特徴的です。

胃腸が弱い人の原因の殆どが【湿邪】と言われています。

その湿邪は、一度溜まると 治りにくく・再発しやすいと言われています。

梅雨や環境以外に湿邪は、甘い物の食べ過ぎ・脂っこい物の食べ過ぎでも溜まると言われています。

それを聞くと、沖縄は環境的にも海に囲まれて亜熱帯地方と言う事もあり湿邪に侵されやすい環境あるのですが、

更に食事環境も、揚げ物やジャンクフードを食べる人が多いともいわれています。

環境でも食生活でも湿をため込んでしまう生活をしているのです。

身体の水の流れをイメージしましょう

湿邪のイメージをして欲しいのですが、人間には体内を潤わす水が備わっています。

水分代謝の良い人や、湿をため込んでいいない人は、常に綺麗な水が体内に出し入れして健康につながっています。

しかし、湿邪は、汚れた水が流れる下水道のようなもの。

毎日汚れた水が流れると、やがて下水道は汚れて、回るにモウがへばり付き水が流れにくくなります。

人間の体に湿邪が溜まると体内の水が汚れはじめて、血流への影響や痰が形成されたり、腫瘍の原因にもなり兼ねません。


湿邪を取り除く食材をご紹介

梅雨を向かえる為に、これから準備する事がとても大事です。

自然に生える作物は各々に意味があります。

この時期は、インゲンや小豆・ウズラ豆など豆が収穫できる季節です。

豆類には、水を吐き出す力や解毒の効果、除湿の効果もあり、この梅雨を向かえる体づくりにはオススメです。

その他に、

レタス・キャベツ・大根・はんだま・インゲン・トマト・セロリ。

豆類・山菜類

モズク・海藻類・魚・肉類等

調理方法としては、グリル・蒸す・和え物・軽く炒めるなど、サッパリとした調理方法がオススメです。

美味しく梅雨を乗りきろう!

オススメに1品。

最近NHK沖縄「ちゅらテレビのまーさんキッチン」で紹介したレシピを紹介します。

【野菜のブイヨン】

普段使いお野菜の皮やヘタなどいままで捨てていた野菜の廃棄を活用します。

廃棄の野菜を、フライパンを熱しオリーブオイルを入れ炒めます。

たっぷりの水を鍋に入れ、炒めた廃棄野菜を入れ約30分強火で煎じます。

野菜のブイヨンが出来上がります。

みなさんも、湿邪を除く食材を用いて、梅雨の時期を美味しく、元気に乗りきってください。

沖縄のスーパーフードを食卓に

この記事を提供していただいた薬膳教室「薬膳琉花」さんのYOUTUBE番組も、ぜひご覧ください。

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