筆者 プロフィール
トリップショットホテルズ・コザ
プロデューサー・島袋武志(シマタケ)
2013年より沖縄市の情報を発信するテレビ番組「コザの裏側」制作。
商店街の空店舗をホテルにした「トリップショットホテルズ・コザ」運営。
2013年 結婚を機に妻と共に株式会社ファンファーレ・ジャパンを設立。
「アイデンティティ・デザイン(自分らしさを伝える)」をテーマに、街づくり・観光振興・メディア制作といった分野で事業展開。
7歳の息子、5歳の娘の子育ても、妻と一緒に楽しんでいます。
このマイステージの編集長も務めています。
今の取り組みでは不十分!?
トリップショットホテルズ・コザのプロデューサーの島袋です。
沖縄市の魅力を伝えるために開業したトリップショットホテルズ・コザ。
その魅力の一つが、米軍基地の門前町として成り立った異国情緒ある街並みや文化。
ですが、時代と共にその魅力が薄れつつあるのも事実。
魅力を残して価値にするために、空き店舗になっていたBARやキャバレーをホテルの客室にリノベーションしたトリップショットホテルですが、それだけでは不十分だという事に気づきました。
なぜなら、ホテルの客室は、表からは見えないからです^^、
商店街をニューヨークのような街並みに
当ホテルにご宿泊いただいたお客さまは、沖縄市コザの歴史や魅力をデザインした客室に驚き、喜ばれるのですが、実際に客室に入るまでは、その雰囲気は伝わりません。
当初は、そのギャップが面白いと考えていたのですが、それではご宿泊者しか魅力は伝わらず、
ホテルのある商店街に足を踏み入れた時からその感動を提供できたら、より良いだろう!という事で、プロデューサーのシゲさんが、考案したのが、
ホテルのある商店街をニューヨークのような街並みにしよう!というプロジェクト。
ニューヨークといっても高層ビルが並ぶウォール街や、ネオン輝くマディソンスクエアガーデンではなく、ブルックリンなどの下町のイメージ。
シゲさん曰く、文化や生活感が、おしゃれにカウンター的に漂う街並み。だそうです。
NY化計画・3つの定義
確かに沖縄市コザは、1970年代〜90年代にかけて沖縄の音楽やアート、ファッションを牽引してきた街。
シゲさんの掲げるテーマにはピッタリですが、文化や生活感が、おしゃれにカウンター的に漂う街並み。と言われても、いまいち分かりづらいですよね。
そこで、我々は、トリップショットホテルズのある商店街をニューヨークのような景観にする3つの定義をまとめました。
1、横文字の看板が掲げられている
2、緑と花が咲きほこっている
3、屋外テラス席がある
どうでしょうか、具体的にイメージできるでしょうか。
横文字看板とテラス席は、なんとなくイメージできると思いますが、ここで特筆したいのは「緑と花が咲きほこっている」という項目。
花が溢れる商店街を守ろう
欧米では花が溢れている通りを良く見かけますが、日本では緑化された通りはあるものの、一年中花が咲きほこっている通りは珍しいもの。
パークアベニューは、そんな数少ない花に溢れた通りなのです。
実際に、昨年東京から来て当商店街で古着屋をオープンさせた方は、アメリカのような花が溢れる通りの景観に惹かれ、アベニューでの開店を決めたそうです。
しかし、この花木たちは、数年内に行われる商店街の道路拡幅工事に伴い伐採される予定、、、
通りのニューヨーク化計画にとって、その代替案を提示、実行することは重要課題となっています。
その事案を実現するために、シゲさんを先頭に商店街のテナント会が発足。有志でホテルのある商店街をニューヨークにしていきます。
乞うご期待^^
沖縄市コザの街が
ホテルのラウンジ
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