筆者 プロフィール

小林麗紗(レイシー)
TAIJIKU でカラダの使い方を整える

認定体軸セラピスト/理学療法士

2007 年理学療法士として病院やデイサービスで高齢者を中心に関わっている。

子どもが2歳頃に発達凸凹と指摘を受ける。
3 歳から発達支援サービスを利用。そこで支援の必要な子供達が多くいることに驚く。子ど もたちの身体の使い方に特徴があること知り、理学療法士として母親として何かできない かと人間の発達について学ぶ。

2021 年3月
TETTO SHITAN を開業。 子どもから高齢者まで体軸理論に基づき、力みのない身体づくりを目指しながら会社員と 個人事業主のパラレルワークで活動中。

3 人家族(夫・子供) コーヒーと馬が好き
バスケ部 子供の趣味に家族全力でハマる一家

息子の身体を解放した体軸とは

子どもの発達凸凹が発覚し、身体の使い方に違和感がありました。

息子の身体の状態や小学 校に上がるまでに獲得しておきたい、椅子に座れる、鉛筆を持って字を書くことが出来るよ うになってほしいと願いました。

しかし、これまで理学療法士として学んできた知識ではどうにもならず、親としても理学療法士としての自分に落ち込む日々でした。

そんな時に知ったのが『体軸』でした。

体軸で教わったポイントを押さえながら行う体操をすると、あんなに嫌がっていた座る、鉛筆をもつ、字を書くということが短期間で一気にマ スターしてしまいました。

今までなんだったんだろうとそれはそれで考え込みましたが(笑 )

今は、こどもから大人まで、体軸的視点から運動神経の土台となる身体作りをしています!

体軸的視点から姿勢についてお話し

「最近の子ども達は体幹が弱い・姿勢が悪い」 よく目にするようになり、耳にするようになった言葉。

特に保育園や小学校の先生から聞か れることが多い印象です。また、幼児期、小学生でも肩こり、腰痛の訴えもきかれます。

原因は様々ですが、共通しているのは猫背、反り腰、座っていられない、すぐ横になりたがるなど。

そんな子ども達に対してどんな声かけをしていますか?


「背筋をピーンとして」 ほとんどの方が言われた経験、言ったことがあるのではないでしょうか?

結果どうですか? 10秒程度は保つことができるのではないでしょうか?

まず、保つことが持続しない、背中や腰が痛くなるといったことがあげられます。

大人でもできないことを子ども達に伝え、できないと大人が不機嫌になる。すると、子どもも不機嫌になる。そういった連鎖が思い浮かびます。なぜ姿勢が保てないのか。

そもそも使う筋肉が間違っている??

筋肉にはアウターマッスルとインナーマッスルと大きく2つの種類にわけることができま す。


筋肉の特徴
【インナーマッスル】
身体の内側にある主に姿勢保持などの安定性に関わる筋肉です。柔軟性 があり、疲れにくいのが特徴。
【アウターマッスル】
身体の外側にある主にパワーを発揮するために必要となる筋肉です。硬くなりやすく、疲れやすいのが特徴。

よい姿勢を保つために必要な筋肉は、インナーマッスルになります。

インナーマッスルが機能していない身体では、アウターマッスルを姿勢保持に使ってしまうので、筋肉の特徴的に 長く保つことができません。

また、過剰に筋肉を収縮させている状態なので筋肉が固まった 状態になり、痛みに繋がったり、姿勢不良に影響がでてきます。

アウターマッスルが優位的に働くと、抑制がかかりインナーマッスルが機能しにくくなり ます。

インナーマッスルが優位的に働くとアウターマッスルは過剰に頑張らなくてよくな るので硬さがとれてきます。

姿勢保持の役割が発揮しやすくなります。

また、インナーマッスルは生命に欠かせない呼吸の働きにも大きく関わっています。呼吸が うまく出来ると脳がたくさん酸素を取り込むことができ、脳が働き集中力がアップします。

インナーマッスルが働きやすい身体を作っていきたいですね。


クロスポイントワーク

では、少し体感してみましょう。


椅子にすわりましょう。 現在の姿勢の確認や背筋をピーンと伸ばしてみましょう。

伸ばしたときの背中の筋肉の硬 さや肩周りの硬さを確認してみてください。


1、 お臍から指4本上を触りながらマッサージをしてみましょう。

片手はそのままでもう片方の手は真後ろを触れるなら押さえてみましょう。

押さえた場所を起点にお腹を丸めたり伸ばしたりを 3 回ほど動かします。

次は、押さえたまま左右へ 2 回ずつ倒します。 真ん中に戻ってきたら、次は身体を左右へ2回ずつ捻りましょう。

2 、片方の脇の下に手入れます。

肩を下げます。前後5回ほど動かします。 脇の下の手は押さえたまま、肩回しを前後5回ずつ行ってください。

左右行っていきましょう。


3、 そけい部(足の付け根)を押さえます。

手のひらを上に向けて小指側をそけい部にそって押さえます。(昔流行ったビートたけしのコマネチのように)

次に、押さえたままお辞儀をします。

この時、手が下腹部と太ももに挟まれるようにしてください。3回ほど行います。

そのまま立ち上がります。3回ほど立ち座りをしてみましょう。

椅子に座った感じは以下かですか?

肩の力が抜け坐骨(左右のお尻の下にある尖った骨で す)が座面にあたり楽に座れてないでしょうか。

試しに背筋をピーンと伸ばしてみてください。

ワークの前ほど背中の筋肉が頑張っていないと思います。

毎日、意識して行うことで筋肉の使い方が変わってきます。

ぜひ、試してみてください。

次回は、体軸とは何かにつてお話します。


身体の軸が整えば、お子さまの発育も整います。

この記事を提供していただいた「TETTO SHITAN」さんのInstagramもぜひご覧ください。

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