筆者プロフィール
安全管理者
高橋バーク直子
大学卒業後、長崎県の特別支援学校教員として17年間在籍。
2015年にアメリカ人ジャーナリストの旦那の転勤で沖縄に移住。
自宅出産の通訳、私立高校の家庭科、ライフスキルゼミの特別講師。
現在、寺子屋のようなフリースクールを立ち上げ、女将として子ども達と日々様々な体験を通して成長中。
モノづくりが好き。ヤンチャな4歳と7歳の息子達の子育てに追われ今は如何に手抜きをするか試行錯誤中。
子どもが好きな事ばかりやっているのが不安…
あなたの好きな事は何ですか?
こんな質問をされて即答できる大人が何人いるでしょうか?
趣味の世界で生きている大人を見るとカッコイ イな、あんな人憧れるなと感じているのに、自分の子どもが好きな事 ばかりやっていると不安になってしまう... そんなご相談を受ける事が あります。
今回はダイバーシティなフリースクール、『にじ子屋』で生き る力を育てるために好きな事をとことんやって子ども達と毎日を過ごし ている高橋バーク直子が、好きな事ばかりする子どもについてお話し たいと思います。
好きな事があるのは素晴らしい!
まず『好きな事がある』という点が素晴らしいと言う事を身近な家族が 気付いて欲しいと思います。
実は好きな事を見つけて継続できることは簡単な事ではありません。
多くの子どもたちがスクールに遊びに来 てくれていますが、好きな事をやっていいよと声掛けをすると何をやっ ていいかわからず指示を待っている様子が時々見られます。
傾向とし て学校で頑張っている子どもに多いようです。
“school”という単語は、 ギリシャ語で“余暇”を意味する言葉から生まれたはずなのに、楽しみ や好きな事が見つけられない学び方を続けていいのでしょうか。
「好き」の意識を外向きにしてあげる
お子さまが好きな事しかしなという事で悩んでいるのならば、その意識を外向き にするような働きかけを始めていく事も必要です。
すると、好きな事『だ け』から、好きな事『から』へと興味、関心が世界へ広がっていくと信じ ています。
そのためにも親が子どもに関心を持ち、軽い気持ちで見 守ってみましょう。
そして何よりも一番大切なのは、愛情をいっぱい注 いであげる事です。
愛してもらっているという気持ちは、子どもの自信 にも繋がります。夜寝る前のハグとI Love youの一言から始めてみて 下さい。
体験から生まれる「好」きの力
では、逆に『好き』が見つからない子どもにはどうしたら良いのでしょうか?
一番大切な事は様々な体験をさせる。
人との出会い、多様性に飛んだ環境に身 をおく事が大切です。
私の場合、父が英語教師で幼い頃から様々な国の人を呼 んでホームパーティをしていた事から外国に興味を持つようになりました。
しか し、父が有名だったので劣等感から英語を避けるようになり、高校では赤点ばか りでした。
自分が教員になった時、外国人の先生達と仲良くなり、幼い頃のパー ティーの楽しかった記憶が蘇りました。
そこから英語に興味を持つようになり、ほ ぼゼロの英語力から3年弱でアメリカの大学院への奨学金を得ることができまし た。
遠回りしてもいい、それでも自分がやりたい事を見つけた時、ものすごいス ピードで習得することができると体感した経験から好きな事のパワー信じるように なったのです。
親も子どもと共に楽しみましょう
好きな事がなければ、一緒に探せばいい。
好きな事ばかりで心配な ら、一緒に世界を広げればいい。
あなたの子育ての悩みも実はとて もシンプルな事かもしれません。
まずは、一緒に好きな事について考 えてみて、親も子どもも共に成長するプロセスを楽しんでみるのはい かがでしょうか。
子どもが親も成長させてくれる学びや
この記事を提供したフリースクールにじ子屋さんのホームページもぜひご覧ください。
グローバルな観点で子どもたちを育まれています。
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