手軽に楽しくヘナを暮らしの中へ

筆者プロフィール

ヘナ栽培農家
生葉ヘナトリートメント作りワークショップ講師
屋比久香奈子

2021年12月、RBCのロハススタイルでヘナのヘアケア実践をご紹介頂きました。

先祖から引き継いだ南城の山の畑で、健やかに育つヘナを見守っています。

育てたヘナの生葉とアロエベラ、もずく、沖縄野草酵素を合わせ、Naturesounds生葉ヘナトリートメントが誕生。

南城市佐敷小谷の古民家工房「宙」にて、ワークショップを開催。

ヘナの葉、花、種のもつエネルギーで、頭皮から全身をそして心も整えることをテーマに、Naturesoundsヘナを必要とする方々へ丁寧に生葉ヘナの素晴らしさ、活用法についてお伝えしています。

ヘナは自分自身の力を引き出してくれる

前回の私の記事では、ヘナの持つ力と、その効果についてお伝えしました。

ヘナは自然の恵をダイレクトに身体に取り入れることができ、それによって、自分自身のパワーを発揮してくれることができます。

そう、自然のエナジーアイテムなのです。

私は、ヘナを南城市にて自家栽培していて、Naturesoundsとして南城市の古民家でヘナトリートメントのワークショップを行っています。

今回は、その様子と、トリートメントのご使用用法をご紹介いたします。

手軽に取り入れられるヘナトリートメント

ワークショップでは、

私が前日に収穫したフレッシュなヘナをアロエベラと知念産のもずくと混ぜ合わせ、とろりとしたヘナトリートメントを作ります。

ヘナの葉っぱを枝から離して、アロエベラの皮を剥いて、全ての材料をミキサーに入れて撹拌すると、出来上がりです。

このトリートメントで頭皮と髪の毛をひたひたに満たすように、塗布していきます。

塗布後は、タオルなどを巻いて乾燥を防ぎ、2時間程度自然放置します。
（この間は、塗布に差し障りない限り、家事などを行っても良い＾＾）

その後はシャワーの流水で念入りに洗い流します。

洗い流しの最中にも、髪の毛の触り心地で変化を感じられると思います。

根元から髪が立ち上がりふんわり、艶々な髪を手に入れることができます。

私のきっかけは、時間に追われていたから

私は白髪が目立ち始めた頃、二人目の娘の産後で、身体に負担をかけずに白髪を染め整えることができないかとネット検索しました。

するとヘナという植物染毛剤の情報にたどり着き、その後、ママ友と一緒に参加したヘナ教室でヘナについて知ることができ、インド産のヘナパウダーを使って、セルフヘアケアを開始しました。

産後、育児に家事に追われ、自分の用事で外出することがあまりできなかったあの頃、ヘナパウダーで白髪を整えることができ、とても助かっていました。

その後、仕事も再開。

さらに時間に追われた私は、ヘナより短時間で髪を染めることができる化学成分の入りのハーブカラーを使い始めます。

しかし、違和感を持つようになり、天然のヘナでのヘアケアに戻りました。

その間に、沖縄産のヘナパウダーの存在を知り、沖縄でヘナを育てることができることに魅力を感じ、いつか自分もヘナを育ててみたいという気持ちを持つようになっていました。

心をウキウキさせてくれたヘナ作り

仕事と子育ての真只中、人生のターニングポイントが訪れました。

ヘナを栽培されている方と繋がることができ、沖縄南部で元気に青々と育つヘナに出会い、ヘナをお仕事とする道へ。

へナ農園に通い、ヘナの収穫やヘナパウダー加工の工程を体験させていただきました。

貴重な体験で、心がウキウキしたことを覚えています。

その中で、目の前にあるヘナの生の葉っぱを、そのままヘアケアに使うことはできないだろうかと思いつきます。

大型の機械ではなく、キッチンにある道具でお料理するように、ヘナトリートメントを作ることができセルフヘアケアができたら、最高だなと思ったのです。

もっと手軽にヘナを暮らしの中に

そして、小さな思いつきとアイディアから、白髪が染まるふんわり艶髪が手に入る生葉ヘナトリートメントが生まれました。

ヘナの葉っぱをどのような形態にすれば、どんなものと混ぜあわせれば、髪の毛と頭皮に留まってくれるだろうと、何度も試行錯誤しました。

新たなものを生み出す時間に、周りが見えないほど没頭し、自分で作ったヘナトリートメントで髪の毛を整える時間は、至福の時間でした。

そして、この体感を、沖縄で育ったヘナの力を必要としている方へお伝えし、共有していきたいと思っています。

ぜひ、ヘナにご興味のある方は、お気軽にご連絡ください。