筆者プロフィール

パーラーOKIの社会福祉と保育士の夫婦
須藤 竜&千暁

2021年に東京から家族5人で沖縄に移住。

夫婦共に児童福祉の分野で働いてきました。
夫は現在も児童養護施設に勤めながら沖縄県社会福祉審議会委員、短大や専門学校で非常勤講師も務めている。

2021年10月に「地域の繋がりこそ社会課題の解決に繋がる」という想いから、誰でも気軽に立ち寄れるお店を目指してうるま市にパーラーOKIをオープンさせる。

放課後の子どもの居場所や、大人も子どもも楽しめるイベント企画などを通して地域のコミュニティの場となっている。

休日は高校生、中学生、小学生の三姉妹の娘達とキャンプに出かけたり少し遠出をしてみたりとアクティブファミリーです!

子育てが孤育てになってしまう時代

厚生労働省の厚生労働白書によると近所付き合いは毎年低下している。原因としては共働き世帯の増加、賃貸物件に暮らす人の増加、単身世帯の増加がある。

自治会の加入率も下がる一方である。
近所付き合いや地域との関わりが希薄だとどんなデメリットがあるのか考えてみる。

①災害時の助け合いが難しい。

②子どもの虐待などに気づきにくい。

③高齢者の孤独死問題。他にもあるかもしれない。3つとも「孤独」に原因がある。

自分の子どもを虐待したくて虐待してる親はいない。虐待してしまう親には必ずそれなりの理由や背景がある。「孤独」にならない、させない地域作りこそ子どもから高齢者まで、みんなが笑顔に過ごせる鍵を握っているのではないだろうか。

地域で誰でも立ち寄れる場所を

私たち夫婦は2021年に娘3人と共に東京から沖縄に移住しました。

社会福祉士の夫と保育士の妻は2人とも児童養護施設で勤務した経験があります。

その中で感じた、

「この子ども達やその保護者に対して地域で話を聞いてくれる大人がいれば親子分離をして子どもが施設に入所することは無かったのではないか」

「親が子育てで悩んだ時に行政に相談するのはハードルが高いのではないか」

という想いから、福祉施設ではなく沖縄では馴染みがある、地域の誰でも気軽に立ち寄れるパーラーを2021年10月にオープンしました。

店名はパーラーOKI

『OKI』はOur Kind Intersection(私たちの優しさの交差点)の頭文字です。

私たちの店を通して大人も子どもも繋がる事で優しさが循環するような場所にしたいという想いでこの名前をつけました。

わたしたちが実践していること

パーラーOKIを拠点にした地域交流の取り組みをご紹介いたします。

①ゆんたく
ただ話をするだけ。子育ての事でも世間話でも。人は話す事で気持ちが楽になったり元気をもらえたり。

②イベント開催
子ども向けのイベント、親子で楽しめるもの、地域の方どなたでも参加できるイベントも開催しています。大事なのは地域が繋がって、みんなで楽しむこと。

③無料配布
寄付で頂いたものを含め、定期的に無料配布を実施しています。

支援する側とされる側に分けたくないので、ゴミ拾い活動やお楽しみ企画と合わせて実施したりと工夫もしています。

④みんなの居場所
放課後は小学生がボードゲームを楽しんだり、宿題をしに来たり、待ち合わせ場所として使ったり。

週末の夜は居酒屋営業もしていて地域の大人達が集まってきます。

大人たちが私たちの想いに共感してくれて子どもたちの体験活動を一緒に企画してくれることも!

コンセプトは「できる人ができる事をできる時に」

沖縄に住んで初めて生理の貧困という言葉を聞きました。

何かしなくてはと思い、お店に生理用品を無料で置く事にしました。置くならば必要としている人が受け取りやすいようにとサニタリーケースに入れて置くことに。

SNSで協力してくださる方を募集したところ、たくさんの方から連絡を頂き、

生理用品を寄付してくださる方、
サニタリーケースの生地を寄付してくださる方、
その生地を縫ってケースを作ってくださる方と、

それぞれができることをして、今私達の店には可愛い生地で作られたサニタリーケースに入った生理用品が無料で置かれています。

「何かしたいけど何をしたらいいかわからなかったのでこの活動に参加できて嬉しかったです。」

という声を何人の方からも頂きました。



まずは大人同士が繋がること

私たち夫婦だけではできることは限られていますが、まずは大人が繋がる事、そしてそれぞれができることをできる時にすることで「優しさの循環」が生まれます。

「優しさの循環」が生まれると、人は、人との繋がりを意識するようになり「自分にもできる事がある」「自分は誰かに必要とされている」と感じ、自己肯定感が上がります。

自己肯定感が上がれば自信が湧いてきて新しいことにもチャレンジできます。

子どもも大人も笑顔で過ごせる世の中にするために私たちにできることは何があるでしょうか。

まずは近所の方に挨拶をすることから始めてみませんか?

みなさまからの愛を
子ども達に届けます!

この記事を提供した須藤夫婦の「ONE coin ONE love プロジェクト」では、子ども達と地域を繋げる活動の協力金を募っています。

ぜひ、このプロジェクトを通してあなたの愛を地域づくりに届けてください。

ONE coin ONE love ページの記事を読んでいただいた方に、

パーラーOKIにてドリンク一杯無料

ぜひ、お気軽に遊びにいらしてください。

パーラーOKI

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